精神疾患の病態メカニズムを探求する研究や,臨床に即した研究を実践しています.こうした研究は,すぐに新たな薬物開発などにつながることは困難でありますが,今後のよりよい治療法開発,あるいは薬物の副作用による社会生活の送りにくさを解消するために必須であり,「より良いエビデンス」を構築することを推進していきます.
医学部卒業生のみならず,医学部以外の心理学関連専攻の学科,薬学部,保健学部などを卒業した方も歓迎しています.
研究に専念する一般の博士課程大学院生となる選択肢と,基幹施設或いは連携施設で精神科医としての勤務を続けながら社会人大学院生となる選択肢があります.
研究と教育の基本方針
患者・家族のニーズを踏まえ,「日々の臨床疑問の解決」とともに,「病因・病態を解明し,病因・病態に即した診断,治療・予防法の開発」を目指すことが研究の基本方針です.
この目的の実現には,様々な臨床研究,基礎研究が双方向性に共同することが不可欠です.以上を踏まえ,大学院教育においては,多様な志向性を持ち,多面的な観点から研究を行い,臨床と基礎研究の共同を実現させる人材を育成することを目指しております.
具体的には,文献の検索と批判的吟味,研究デザイン,実験ノートの書き方,データ解析,データプレゼンテーション,サイエンティフィックライティングといった研究遂行に必要な基本的ノウハウを身につけ,今後の研究活動の基礎だけではなく,臨床にも活かせる科学的視点を身につけることができるよう指導しています.
リサーチミーティング
大学院生の司会でリサーチミーティングの進行を担当してもらっています.1回のリサーチミーティングで1~2人の院生が,10~15分で研究の進捗報告を行い,その後全体で質疑応答を行っています.
開催 | 火曜日(毎週)午後5時30分~ |
担当者 | 精神科ユニットの全教員 |
対象 | 大学院生・レジデント |
研究室の見学・ご相談に関するお問い合わせ
研究室やリサーチ・ミーティングの見学希望者は随時受け入れています.
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